« プロは芯をはずして打つ・・・ | メイン | 学校の取材で感じたこと »

子ども読書の日によせて

P1030816.jpg P1030813.jpg
 4月23日は子ども読書の日です。居ながらにして、いろんな世界に飛び立ったり、いろんな人と交流、意見を聞いたり、ヒーローや悲劇の主人公になったりすることが読書ではできます。読書好きな生徒になってもらいたいと、本校でもいろいろな仕掛けを考えています。以前に「学校で見つけた小さなボランティア」のところでもふれましたが、図書館を使いやすいものに、ということもその一つです。この4月からタッチパネル式のディスプレイを置き、本の検索がしやすくしたりもしています。どの学年も喜んで使っていますが、特に中学一年生には好評のようです。図書館司書は以前から配置されていますし、設備等も限られた中ですが、さらに充実したものにしていくつもりです。ハード面だけでなく、図書館便りのブログも立ち上げるなど、ソフト面でも工夫していきたいと考えています。
 読書もチョットしたきっかけで、出来るようになるものです。中学までは、じっと机に向かって本を読むなどという経験が全くなかった者が、思春期特有の課題に直面する中で本と出会い、高校になってからは人が変わったように本好きになり、小遣いをもらったら、まず本を買うようにまでなったということもあります。先にいろんなものに使うと、本を買うお金がなくなるからだそうです。ほかの誰よりもこの変身ぶりは、本人が一番びっくりしたそうです。
 「やってみなはれ」精神ではないですが、いろんなことに意欲的に取り組んでいれば、こういった出会いは必ずあると思います。びっくりした本人が言っているのだから間違いありません。