学校の取材で感じたこと
四月になって、いろいろなところから、取材や問い合わせがあります。中学、高校とも過去最高の受験者や入学者ということから、注目を浴びているのだと思います。ありがたいことです。
少子化とともに景気の動向も影響して、中学入試に対する受験熱が冷めてきているというのがもっぱらの見方です。「あえて私学を選ばなくても」という気持ちなのか、公立校の頑張りがあるのも当然だと思うのですが、私学の良さ、私学ならではの取り組みなどが観えてこないからなのか、考えないといけないことがたくさんあるように思います。
今日も取材があったのですが、中学を中心に多くの授業とクラブ活動を観ていただきました。授業を観ていただいた方から、「生徒さんがしっかり授業に臨んでいますね」、「先生方も興味を引き出すように授業を工夫されていますね」という感想と同時に、「中学一年生で、あの授業ができているのは立派ですね」と感心もされていました。もちろん、取材のために特別な授業をしているのではありません。普段の授業を観ていただいているだけです。お世辞もあるかもしれませんが、私が普段感じていることと、同じ感想を持っていただいていると思いました。
「与えられたものをやる」やらされる学習ではなく、自ら進んで学習する「学びを追求する生徒集団へ」、これが私たちの考えている生徒像の一つだということを。
進学や偏差値だけを考えた指導ではなく、将来、どんな人間になるのか、社会のどういった分野でリーダーとして頑張るのか、そのためにどんな進路を考えるのか、そして今何を学ぶのか、これらを絶えず問いかける指導をしていきたいと考えていることを。
本校の目指すものを知っていただく、良いチャンスを与えてくださったと感謝しています。