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中高等学校の目指すもの  その2

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 本校の創立の精神は、よくご存じの「孝道を人間の根本義」とし、「社会のために尽くす精神を最も尊重」するとあります。中高等学校にとっては「社会で活躍するリーダーの育成」が創立の精神の体現化であると捉えています。そのために、「高志」「自律」「努力」を校是にかかげ、生徒育成にあたっています。
 教育方針としては「人間教育の充実」と「学力の向上」を両立させる事をねらいとしています。この二つは本来不可分のものであるべきだと考えています。何のために学ぶのか、学んで得たものを誰のために活かすのか、これらを考えたときには、「人間教育」と「学力」は切り離せません。世の中には、「すばらしい学校」をでた、「すばらしい学力」を持ったと考えられる人が、自分の私利私欲を肥やすことにその「学力」を使っているケースを見受けることがあります。何のための「学力」か、ということになります。「世の為、人の為」という言葉がありますが、まさに本校の創立の精神である「社会のために尽くす精神を最も尊重」した人づくりが必要だと思います。
 人は他人(ひと)との関わりの中で生き、他人(ひと)によって生かされています。将来の進むべき道として、自分はどんな分野で、どんな場所で他人(ひと)の役に立てるのか、その為に自分はどんな力をつける必要があるのか、などを考えさせていくことが必要だと考えています。分野や場所の軽重はありません。まさしく「社会で活躍するリーダー」です。そのためには、ものの見方や考え方を含めた「真の学力」が必要です。
 また、「人間教育」の柱として環境教育を、「環境に配慮することにより、人間に対する優しさや真心を育てる」ものとして位置づけ取り組んでいます。