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新たな自分に見合った新たな取り組みを

 毎年同じ事を繰り返しているということがよくあります。学校もそうです。しかし、本当に同じ事の繰り返しになるのでしょうか。むしろ、逆に同じ事の繰り返しの方が少ない、いや、無いと言った方がいいかもしれません。現象や、表面上は同じように見えても違っているはずです。そこを見落としてしまうと、マンネリになり、効果のないものになってしまいます。
 いろいろな行事、考査など年間行事は毎年毎年大きく変わりません。だからといって、例年と同じ取り組みをしていては、だめだと思います。生徒も替わり、それを指導する先生も替わるように、同じ要素の方が少ないのです。だから、例年通り行ってもうまくいかないのは当然です。現象的にはうまく言っているように見えても、本当にそこにいる構成員の力を十分出し切れたかどうかという観点から見ると、決して喜べるのもではありません。なぜなら、現状をしっかり分析したうえで、今を観れていないからです。
 13日は体育大会、それが終われば中間考査、新入生にとっては初めての考査です。在校生にとっても、新しいクラスで、新しい先生に指導していただいて考査を受けるという意味では、新入生と同じ事です。今までの自分の学習の仕方と今がどこが違うのか、変わってないとすれば、今の自分に求められている事には、十分対応し切れていないと考えてください。
 新たな自分に見合った新たな取り組み、今までとは違う取り組みがあって、初めて本物になったという事ができます。