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人間教育の柱としての環境教育 その6

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 本校の教育方針、「人間教育の充実」の柱として、環境教育に注力しています。「環境に配慮することにより、人間に対する優しさや真心を育てる」ことができると考えているからです。そのために、「学び」「考え」「行動する」ことを基本に活動を組み立てています。
 中学改革ととともに環境教育を導入してきたわけですが、考え方の基本として、今まで実施している学校行事を環境という切り口でさらに充実したものにする、というところから始めました。中学2年生で実施している林間学舎は大山登山をメインに計画されていました。大山周辺は広大なブナ林があり、良い水がでるというので、「森と水」の学習を。、中学3年生では沖縄に行きますので、珊瑚や亜熱帯の植生などの学習を環境教育として実施しています。現地での学習・体験活動だけでなく、事前の学習も行い、行事そのものの内容を深めています。
 生徒全体を対象にした取り組みの中から、もっと深く環境のことを掘り下げたいとして、環境大使の活動が生まれてきました。昨年度は中1から高1までの約50名の生徒が、環境大使として畑作体験・稲作体験、雨水の利用など様々な活動をしてきました。その中の一つに、「きずきの森 里山保全活動」があります。学校の近くにある「北雲雀丘きずきの森」で、地域の方や周辺のボランティアの方と一緒になって、ハリエンジュの伐採、整備などを行っています。この活動は、環境大使だけでなく、中学1・2年生全員が環境授業の一環として取り組むところまで広がってきました。
 環境大使は、これらの活動を通して、中学校の行事として行う「環境フォーラム」を企画・運営できるところまで成長してきています。今年は6月9日(土)に実施する予定です。