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梅雨

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      中央棟前の花菖蒲              南門坂道の紫陽花

 「つゆ」、「ばいう」この言葉からどんなことを連想するでしょう。ジメジメ、湿気臭い、カビ、食中毒など何ともうっとうしいイメージです。
 近畿地方の梅雨入り直後、梅雨のない北海道へ修学旅行に出かけました。5日間ともなれば梅雨がなくとも、雨が降る日もあるだろうと思い、雨具を用意していきましたが、幸い使うことなく過ごせたのは良いのですが、皮肉なことに、15日の夜、伊丹空港到着後に使うはめになりました。土日は勿論、週明けもずっと雨模様との予報でしたので、文字通り梅雨空を覚悟していましたが、当たったのは土曜日だけ、それ以外はハズレでした。ピンポイント予報まで出るようになり、天気予報の精度が上がっていますが、梅雨の時期の予報はむつかしいようです。
 通常の低気圧は1,000Km単位の規模らしいのですが、梅雨前線になるとその10分の1の規模のようです。雨雲は細い帯状に広がり南北に動くので、かかりそうでかからないということが起こったりします。しかも、雨雲の帯のすぐ北側は晴れのエリアで、少しの誤差も許されない何とも気象予報士泣かせのようです。 
 予報も難しく、うっとうしいイメージの雨の景色でも、紫陽花や花菖蒲があればまた違った風情にもなります。蛍もこの頃の風物詩です。紫陽花の花言葉は「移り気、高慢」などと言われていますが、「辛抱強い愛情」というのもあるそうです。また、花菖蒲の花言葉も「うれしい知らせ」、「優しさ」、「あなたを信じる」など前向きなものがあります。また、季節は違いますが、同じ梅雨という言葉も菜種梅雨やサザンカ梅雨となれば少し響きが違うように感じられます。
 うっとうしさだけに目がいくのではなく、前向きな点にも目がいくような心の余裕を持ちたいと考えています。