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中2林間学舎へ出発

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 今日から、2年生が林間学舎です。大山登山と森と水についての環境学習がメインの行事です。
 予定の時間に、校庭の芝生に2年生が集合しました。集合整列の状態を見ていますと、昨年とは少し違った印象を持ちました。学年全体が整然と並んでいるのは同じなのですが、何か凛々しさを感じました。事務長や教頭が見送る中、5台のバスが予定通り出発しました。林間学舎の様子は、中2学年だよりに「林間学舎リポート」が現地から入りますのでそちらをご覧下さい。
 蒜山高原での昼食後、サントリー奥大山ブナの森工場見学と、植樹を行いました。今年で、5年目になります。先輩たちの植樹した木は背丈ほどの大きさになっているのもありました。今年は植物の植生等考えて、植樹の種類を30種類と増やしたとのことでした。工場のある奥大山の地域は広大なブナ林で有名な所です。このブナにまつわる話として、日本にはブナ林の神話があるというのを聞いたことがあります。ブナ原生林の土壌は1時間に約300 mmもの雨を吸収するほどの驚異的な保水力を誇るとのことです。また、ブナは保水力の極めて高い木で、推定年齢200年のブナの木が蓄える水の量は1本あたり年間8トンといわれています。このような力があれば、近年「ゲリラ豪雨」という言葉で象徴されるような、短時間にバケツをひっくり返したような雨が降っても大丈夫でしょう。これだけの保水力があれば、美味しい天然水も湧き出るということです。 森と水の関係、森と人間生活との関係、自然との共生は私たちにとって大切なテーマです。