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大山登山

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 大山は海抜1,709mの中国地方の最高峰です。北西側からの姿は富士山に似ていることから別名「伯耆富士」と呼ばれています。大山の名前が初めて文献に記されるのは、「出雲国風土記」と言われています。奈良時代から大山と呼ばれていたということになります。
 今朝5時起床、朝食を済ませ、6時30分大山登山開始です。快晴、無風の気象条件の中、200名を超える雲雀丘学園中学校の登山隊が2列縦隊で出発しました。大山寺口の登山道から片道3.4kmです。この距離ですと、平坦な道だとゆっくり歩いても1時間足らずで歩けます。しかし、海抜800mから1,700mまでの900mを登りますので、大変です。この道のりを3時間かけて上り、3時間かけて下山してくるという計画です。ブナやミズナラの樹木の中を、ゴロゴロ石が階段状になった道を汗を拭き拭きひたすら歩きます。木立が途切れると、麓の大山寺口や「国引き神話」にでてくる弓ケ浜がよく見えました。絶景です。疲れも一瞬吹き飛びます。下山してくる人とすれ違います。「おはようございます。」と声をかけます。「おはようございます。後30分程や頑張りや。」と励ましの声、山のマナーです。8合目あたりにくると特別天然記念物にも指定されているダイセンキャラボクが目に入ってきます。木道が整備され、尾根伝いの道にもなりますのであと一息です。山頂が近づいてきますので、心なしか元気も出てきます。奇麗な高山植物も花を咲かせています。
 山頂で軽食と記念撮影、その後「一木一石運動」に協力するために持参した一人一個の石を避難小屋の横に置き下山。この時の様子をNHKBSテレビが撮影していました。8月下旬頃放送の「日本の百名山」で放映されるそうです。
 あまりにも天気がよすぎ、風もない状態でしたので、少しバテましたが、無事下山しました。
「全員が頂点に立ち、全員が無事帰ってくることが目標です。」と昨夜の山岳ガイドさんが話されました。全員が「山頂」ではありません。自分のできる「頂点」です。全員が自分のできることをやりきった大山登山でした。