中学カナダ研修に出発
今日は、中学2・3年生の有志よるカナダ研修団が元気に伊丹空港を飛び立ちました。この研修は11日間にわたってプリンスエドワード島(PEI)をメインにカナダ東部で行われます。初日は成田を28日17時20分に飛び立ち、トロントには28日16時10分着の予定です。「あれ、29日じゃないの?」と思われますが、28日の夕方から11時間を超えるフライトなのに、着いたらまだ28日です。地球の自転と同じ方向になる東向きに飛行し、日付変更線を超えるからです。そこから国内線に乗り換え、ハリファックスへ行きます。生徒たちにとって、今日は24時間を遥かに超える「長い一日」になります。時差との戦いも始まります。これも良い経験になります。
ハリファックスは、カナダ大西洋岸地方最大の文化・経済の中心都市で、サミットも開催された都市です。ここには、シタデル砦という八つの頂点を持った星型の城塞があります。同じ星型の城塞である五稜郭がある函館市と姉妹都市になっています。
PEIは東海岸のセントローレンス湾に浮かぶ小さな島で、カナダの州の中で、面積、人口ともに最も小さい州です。小説「赤毛のアン」で有名な島ですが、カナダの連邦制発足と独立の話し合いが行われた歴史的な島でもあります。鉄分を含んだ赤土と緑のコントラストが何とも美しく、何度でも訪れたくなる島です。
語学の学習と自立をテーマにしたこの研修は、生徒たちにとって掛け替えのない経験です。現地からの報告を楽しみにしています。