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本物に学ぶキャリア教育

 高校2・3年生を対象とした5日間の研究者体験ができる科学実験教室を、進路指導部が企画しています。すでに、第一班は7月30日〜8月3日で終わっていますが、週明けの8月6日(月)〜10日(金)の5日間、朝10時〜17時まで第二班がお世話になります。
 今春、サントリー生物有機科学研究所において、最先端の実験機器を使用して本格的な実験を体験する「最先端科学実験教室」を研究者の方々の協力を得て実施しました。今回は一つのテーマの研究を5日間に渡って行います。しかも、生徒一人に研究者の方が一人付いてくださるという「贅沢な内容」です。
研究テーマは
①受容体遺伝子のPCRによる同定とその配列の決定(遺伝子配列を自動配列解析装置で解読)
②ホルモンが結合する受容体の決定と活性の強さの算出(自動細胞内シグナル解析装置を使用)
③受容体タンパク質の局在決定と異なる受容体タンパク間の結合の有無(共焦点蛍光レーザー顕微鏡を用いたFRETという方法)
の3つです。

 この中から各自が一つテーマを選び研究し、その結果をプレゼンテーションするという本格的なものです。
 高校生がこの様な本格的な研究を体験できるということは、本当に幸せなことです。受験の学力だけではなく、「本物の学び」です。ここでの経験を生かし、モチベーションをさらにアップして、進むべき大学や将来の目標を明確にし、「社会で役立つ人間や研究者」になってくれることと期待しています。