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立秋

 明日から第94回全国高校野球選手権大会、夏の甲子園大会が始まります。明日の開会式での選手宣誓は山形県の酒田南高校が行います。全国の高校生や応援してくださる方に向けて何を語るか楽しみです。高校野球といえば夏の代名詞。しかし、今日は秋立つ日、立秋です。「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」(「古今和歌集」藤原敏行)の歌のように、秋が来たと目にははっきり見えないけれど、季節は夏から秋へと進んでいます。校庭の稲も、稲穂が頭を垂れかけています。芝生の上もトンボがよく目につくようになりました。また、今夜は熱帯夜にならないとの予報もあります。
 夏休みも半分以上が過ぎました。この間を振り返ってみてどうでしょうか。計画通り順調に進んでいるでしょうか。うまくできていれば、その調子で進めて欲しい。もし、うまくできていないとしたら、計画の修正や検討を行い後半戦に備えて欲しい。
 生活のリズムはどうでしょうか。休暇中はともすれば、狂いがちになるものです。特に今年はオリンピックが行われています。時差の関係で深夜に放送されているものも多くあります。つい夜更かしをして朝起きれない、ということになっていないでしょうか。
 季節が順調に進んでいるように、夏休みが終われば二学期に向け一回り大きく成長しているようにしましょう。努力は嘘をつきません。コツコツと一つ一つ積み上げたことが血となり肉となっていきます。「目にはさやかに見えねども」成長しているよう、頑張りましょう。