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金星食

 8月14日未明、金星の前を月が横切って金星を隠す現象、金星食が起こります。今回の金星食は日本全国で潜入から出現まで大変良い条件で見ることができるそうです。ただ、東の空の低い位置で起こるため、その方向に障害物があると観察することができません。観察には特別な道具もなしに肉眼で見ることができるそうです。前回は23年前の1989年12月2日の夕方に金星食が起こっています。次回このような良い条件で起こるのは50年以上先のようです。私にとっては最後のチャンスです。
 今年は金環日食、金星の太陽面通過、ペルセウス座流星群など天体ショウの当たり年です。都会では照明が多く星も中々見ることができない状態ですが、丁度お盆です。田舎へ帰っている人にとってはチャンスです。星空を眺めることから、果てしない宇宙にロマンを感じたり、天体に興味を持つきっかけになった人は沢山います。14日未明ですから、月齢が分かるはずです。そこから東の空に月が出る頃の時間も推測できると思います。身近なところで観察する機会があるのですから見逃すてはないと思います。
 まず、自分が考えてみてこうなるだろうと予測してみる。次に調べてみて予測が当たっていたのか検証してみる。違いやずれがあると何故なのかを調べる。これは、学習の基本サイクルです。目の前で起こる現象や事象をただ漫然と見ているのではなく、「何故、どうして」という意識が芽生えてくるようであって欲しいと思います。