文化祭に向けて
夏休みも後わずかになりました。休み中もクラブ・クラスで文化祭準備を行っていると思います。準備期間もだんだん少なくなってきました。9月に入ればすぐに文化祭です。生徒会は今年の文化祭として「絆—みんなで繋げる大きな輪—」を掲げています。
言うまでもなく、文化祭は生徒会、クラブやクラスの取り組みなど日常の学校生活の成果を発表する場です。言い換えれば、日頃からどのようなことに関心を持ち、問題意識を持っているか等、生徒個々というより集団としての力量が問われる場です。クラスで取り組む合唱コンクールは良い例だと思います。ピアノを弾く人、高音、低音などそれぞれのパートがしっかり役割を果たし、一つの作品にまとめていく。一人ひとりの持っている良いものを結集し、集団のものにしていく作業です。その過程でぶつかりあうことも出てくるでしょう。それを克服していく自治力も問われてきます。こういった訓練をして、集団の質を高めていくのが文化祭です。
本校では「社会で活躍するリーダーの育成」をめざしています。そのためには「人間力」と「学力」の養成が必要だとしています。文化祭が、「人間力」養成のための実践の場になり、生徒の絆が強まってくれることを期待しています。それ抜きに、東日本大震災の被害で苦しんでおられる方との「絆」を強めることはできないのではないでしょうか。