文化祭1日目「合唱コンクール」
開会式前は小雨がパラついていましたので、放送による開会式を行いスタートしました。一日目は、在校生の保護者や卒業生対象の日でした。早くから多くの方がご来校されました。
「上級生が全力を出して、下級生に見本や目標を示す。それを下級生が全力で乗り越えようとする。そういった団体や組織は伸びる。」、もう何年前になるでしょうか。かれこれ10年になるかもしれません。合唱コンクールの表彰式で言った感想です。今年も高校・中学とも上級生が金賞を受賞しました。決して、下級生が手を抜いていたり、はじめからダメだと思っていたのではないと思います。開会式寸前まで練習する歌声が聞こえていました。どのクラスも本気で金賞を狙いに来ている様子がよく伝わってきました。
きょうのコンクールを迎えるまでの練習中のことでしょう。「クラスの仲間が激しくぶつかり合っているのを聞いて、仲が悪いのかと思っていたが、きょうの舞台での様子を見て、そうではないんだということがよくわかった」、と言われている保護者の方がありました。
目標に向かって全力で立ち向かうとき、意見の対立があったりします。これは、一人ひとりが仲間を信じ、自分の意見をぶつけ合うから起こるのであって、他人まかせで、それについていくだけであったり、クラスがまとまっていなくてもどうでも良いと思っていては、こういったことは起こりません。本物になってきた証しだと思います。
900席ある講堂が一杯で、立ち見の方が沢山出る盛況ぶりでした。空調も利かないほど熱気にあふれていました。鑑賞態度も立派でした。生徒たちのパワーと可能性を感じた感動の合唱コンクールでした。