団体戦としても捉える
本校には生徒専用通路があります。阪急雲雀丘花屋敷駅から公道を通らずに学園に入ることができます。そんなこともあってか、本を片手に登校する光景がすっかり登校風景として定着しています。車が行き交う道を通っての通学では見られない、安全が確保された校内ゆえの光景です。「おはようございます。」「おはようございます。」と挨拶を交しながら通り過ぎてゆく生徒の手には漢字の本があります。「あれ?」。いつもの風景とは少し違います。学年によって漢字であったり英単語というように、それぞれの学年が行っている朝の小テストによって持つ本が違うのに、きょうは、級こそ違え漢字の本を持っています。そうです。伝統の秋の「漢字大テスト」、30分間100問テストの日です。合格点に達しなければ、達するまで行われる追試が待っています。
学年毎に創意をこらして行われる単独の取り組みもあれば、「漢字大テスト」や「英単大テスト」などのように全校挙げて行う取り組みもあります。全員が共通の目標を持ちその実現のために力を発揮させる取り組みは、学校としての一体感を強める大切な役割を持っています。「何点以上で合格をめざす」とか「満点で合格をめざす」といった各自の目標を持って臨むことは勿論のこと、「全員が一回で合格点を突破しよう」といったクラスの目標を持って臨むという取り組みに進化させて欲しいと考えています。目の前の課題を個人戦としてだけでなく、団体戦としても捉えるということです。既に行われていると思いますが、全校に定着してくることを期待しています。