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日常と非日常

 2学期の中間考査1週間前になりました。当然、クラブ活動も試合直前のものを除いて、中止になります。中間考査では、生徒も先生も、2学期の学習をどう取り組んできたかが問われることになります。
 「日常」と「非日常」という言葉があります。「非日常」とは「ふだん自分が生活したり、つきあったりするのとは全く次元を異にする世界」と「新明解国語辞典」にあります。考査一週間前といえば、この「非日常」にあたる、と私は考えています。目の前の目標に対して、「全く次元を異にする世界」に身を置かなければなりません。今までの延長ということではなく、次元の違った、量も質も違った特別の体制をつくった取り組みが必要だということです。このような取り組みは長続きさせることは無理です。逆に長続きするようでは「非日常」になっていないことになります。この「非日常」の経験が「日常」を変化させることになります。クラブの練習も同じことが言えます。大きな大会や特別な大会に向けて特別練習や合宿を行ったりします。プロ野球選手も、シーズン途中に「ミニキャンプ」を行ったりすることがあるようです。これらは「非日常」の取り組みです。このことにより、体力・技術が向上し今までと違った状態、違った「日常」を作り出すことができます。
 中間考査までには、「体育の日」もあり、連休になります。まさに、「非日常」の世界に身を置く条件に恵まれています。夏期休業や2学期のスタートに少し不安があった人もいるかもしれません。それを取り返す取り組みとして位置づけてほしいと考えています。その先には今までと違う「日常」が待っていると確信しています。