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あちらこちらの教室に明かりが

 「秋の日はつるべ落とし」、さすがに10月にもなると、日暮れが早くなります。午後6時前には薄暗くなり、教室の電気がよく目立つようになってきました。
 テスト前の放課後、さすがにいつもと違い校庭は静かです。中学1年生の階はどの教室も電気がついていませんでした。早く家に帰って勉強しているものと期待しています。中学棟の2・3年生の教室では数人が残って勉強している姿や、先生に教えてもらっている姿がありました。高校校舎は1年から3年まで、どの教室も残って勉強しています。数人が輪になって、「ブッダの教えは」などお互いに問題を出し合って、答えている様子や、黙々と数学の問題に取り組んでいる姿、ある教室では多勢が残り、その中には先生を取り囲んで質問している様子のところもあったりします。物理教室や化学研究室など自教室以外のところでも熱心に先生に教えてもらっている姿もあります。もちろん、交流スペースでは、先生に質問や指導を受けている姿、廊下の学習スペースや図書室でも頑張っている姿があります。教室を回っていると気さくに声をかけてくれます。本当に良い生徒たちです。
 学校に残って学習している生徒たち、いち早く家に帰って学習している生徒たち、場所は違っても集団で学ぶ学習と個人で行う独習の2つが揃ってはじめて学習といえます。直前の考査に向けて、昨日の通信ではありませんが「非日常」をどう作り出すか、今までの経験を超える取り組みをしてほしいと考えています。