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複雑化する中学・高校入試

 中学の入試が一段と複雑になってきています。中学入試に対する対応は、兵庫県と大阪府では違いがあります。平成25年度入試でいえば、1月19日(土)が近畿統一入試日になっています。兵庫県の学校はこの日に必ず入試を行います。大阪府はこの日を解禁日とするとして、必ずしも全ての学校が行うことにはなっていないのです。あえて多くの学校が実施する初日を避けて、違う日に行う学校もあります。入試日程も、前期、中期、後期と3回実施する学校が多く、1週間ほどありました。ところが最近は、入試期間が短縮される傾向にあります。初日から3日間ほどで入試が終わるようになっています。また、中学入試ですから、多くても4教科、ほとんどの学校が3教科入試ということですので、昼過ぎには入試が終わります。そこで、最近登場してきたのが午後入試です。来年度入試でいえば、3日間で6校を受験することが可能になります。受験する児童にとって選択肢が広がるといえばそれまでですが、本当に児童の立場に立った受験のあり方か疑問に思います。
 高校入試も複雑になってきています。大阪府は来年度入試から普通科も前期・後期と2回受験出来るようになります。私立の1次、1.5次、公立の前期・後期、そして私立の2次と受験回数が増えます。同じ学校を2回受験することも可能になりますが、自分の行きたい学校に挑戦する機会が増えるということになるかといえば疑問です。
 受験機会が増えたとしても、自分の行きたい学校はどこなのか、何故、その学校なのかを明確にして受験してほしいと思います。自分にあった学校選び、学校を見極める目が必要とされます。本校のオープンスクールは中学が2回とも終了しました。高校は10月21日(日)が最後のチャンスです。ぜひ自分の目で雲雀丘学園を確かめて下さい。