« 中学・高校受験を考えるにあたって・・・その2 | メイン | 高校OS&入試説明会 »

中学・高校受験を考えるにあたって・・・その3

 学校は何をするところか、それは誰しも学習をする場だと考えています。学習といっても狭義・広義の捉え方によっていろいろなものが含まれますが、教科学習だけでなく、将来どういう人間になっていくかという学習も含めたものであることは共通していることだと思います。この点を、本校では「人間教育」と「学力」と位置づけています。いくら「高い学力」を身につけたとしても、人間性が備わっていないと「本当の高い学力」がついたとは言えません。学校選びの指標として、これらを統一的に捉えて指導にあたっているかということは見逃せないことです。
 学習指導についても、生徒を煽り立て学習に向かせるだけの競争至上主義では、ストレスを与えるだけで「本当の高い学力」はつきません。だからといって、競争を全て否定するつもりはありません。良きライバルとして切磋琢磨し、自分を成長させる競争はしっかりさせたいと考えています。
 また、勉強のためには、クラブ活動も諦め、ただ膨大な量の課題をこなすことに追われるだけの学校生活を、人生の土台をつくると言われる中学・高校時代に、送らせてはならないと考えています。中学生の頃にはいろんなことに挑戦させ、たくさんの成功体験を積み重ね、「やればできる」、「わかれば楽しい」そこから「もっと深く知りたい」という経験をさせたいものです。本校では、「本物の学び」を追求していくことにより、そのような経験をさせようとしています。中学生にも大学での学びを経験させるべく、今夏の「サイエンスキャンプin鳥取大学」のような大学との提携をはかっているのもそのためです。
 やらされるだけでなく、自ら進んで「学びを追求する生徒」の育成をめざし、本校は努力しています。