中学・高校受験を考えるにあたって・・・その1
10月も半ばを過ぎました。来年度、中学や高校受験を考えられている方にとっては最後の追い込みに差し掛かっていると思います。今週末、21日の日曜日は、高校オープンスクール(OS)と高校入試説明会を実施します。説明会は、中学・高校とも後1回ずつ実施しますが、OSは、中学・高校とも最後になります。
中学入試と高校入試では少し違う面もありますが、自分の進路を決める上で大きな役割を占めることは同じです。どちらにも共通していることは、その学校をよく知るということです。受験雑誌などでいくらでも情報が手に入る時代ですが、その情報や資料をどう見るかということが大切になってきます。
例えば、進学実績はその学校を見る上で重要な資料です。何々大学何名というように数字が並んでいます。その数字の背後をどう読み取るかです。私立大学については、いくつもの大学、学部を受験することができます。数人の生徒で大量の合格数を出していた学校もあったとして、社会問題になったこともあります。そんなこともあってか、実合格者数と延べ合格者数の割合を取り上げている週刊誌も出てきています。
国公立大学は私立大学のようなことはできませんが、自分の進みたいところ、やりたいことから選ぶのではなく、大学の名前で決めるような進路指導は本当の指導とはいえません。在籍者が何名いるのか、現役と浪人の割合等いろいろな見方が必要になってきます。数字の後ろに隠れているところがどうなのかは、なかなか見えないところですが重要なことです。
「百聞は一見に如かず」、受験を考えている学校に足を運び、自分の目でたしかめることは必須条件と言えます。