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災害に対する備えとは

 本校の非常変災の規定は、宝塚市または川西市を含む地域に警報が発令された場合、8時までに解除されれば、3校時より、10時までに解除されれば、5校時より授業を行う、解除されなければ臨時休業とする、となっています。
 きょうの天気予報は午前中は荒れ模様とのことでしたが、空が急に黒くなり雨が激しく降り出した丁度その頃、午前7時10分、川西市に大雨洪水警報が発令されました。数分後に私たちもこの情報をキャッチしました。この時間ですと、家を出て通学途上の生徒が多くいる時間帯です。既に登校している生徒もいました。午後からは天気が回復するとの予報でしたので、登校している生徒は学校で待機させることにしました。8時21分警報が解除されたとの情報が入りました。生徒の登校状況を確認したところ、約37%の生徒が登校していました。授業は規定通り、5校時より実施することにし、登校している生徒には時間割通り、教科担当の先生が教室で復習を含め課題を指示し、自習させることにしました。
 最近、警報の発令が以前より多くなったように感じます。大雨、洪水、暴風などいろんな災害が想定されます。昨年の東日本大震災やそれに伴う津波の被害もありました。そのなかで、釜石市立釜石東中学校では「津波てんでんこ」を基に、生徒たちが先生からの指示も待たずに各自高台へと避難し、校舎が津波に飲み込まれたにも関わらず、登校者全員が無事に避難できたということがありました。「津波の時は人にかまわず逃げろ」という言い伝えが生かされました。これは、その場その場に応じた的確な対応や判断ができるようになることが、災害から身を守り、命を大切にすることになるということを私たちに教えてくれています。