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中学・高校受験を考えるにあたって・・・その5

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         きょうの中学朝礼の様子
 私立の中高一貫校といいましてもいろいろな型があります。中学で募集して高校からは募集しない完全一貫型、中学から入学してくる生徒と高校から入学してくる生徒を完全に分ける型、中学から入学してくる生徒と高校から入学してくる生徒を合流させる型、中には中学から入学してくる生徒を自校の高校へ進学させないという型の学校もあります。
 本校は、「一貫選抜」と「発展」という2つのコースを中学に設置しています。「一貫選抜」は高校から若干名の募集を行いますが、基本的に6年一貫のカリキュラムに合流することになりますので、中高完全一貫型といえます。「発展」は高校から入学してくる生徒との合流を考えたカリキュラムになっています。あえて、先取り学習をするのではなく、じっくり、深く学習することにより力をつけさせ、高校進学時に「選抜特進」と「特進」に分かれるようになっています。ですから、中学では2つ、高校では3つのコースが存在することになります。ただ、「一貫選抜」は「選抜特進」をモデルに、中高一貫型にしたもので、進路目標も同じですから、高校も2つのコース制だともいえます。これが現在の第2ステージです。
 中学から高校の6年間は、心も体も「学力」も大きく変化しますので、中学入学時の「学力」を固定的にみてコースを決定するシステムにしてはならないと考えています。「発展」コースの生徒は、潜在能力のある生徒と捉え、キャリア教育等を通し目標を持たせる取り組みを行う中で力を発揮してくる、と考えています。更に高校進学時にほとんどの生徒が、「選抜特進」にすすめるようにするためのシラバスや指導法を研究しています。第3ステージへ向けての取り組みです。現状に甘んじることなく、絶えず改革を進めていきます。