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タブレット研修会

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 きょうはインストラクターの方を招いて、先生方を対象にタブレットの研修会を行いました。タブレットは、板状のという意味で、薄い板状のコンピュータのことをさします。小型で軽量です。以前から、授業にコンピュータを活用しようと、ICT(Information and Communication Technology)の重要性が叫ばれてきました。そして、いろいろな試みや素晴らしい実践例も多くありました。しかし、多くの学校現場で日常的に活用されているかといえば、そうとは言えない現状があります。まだ、コンピュータをツール(道具)として活用するには、いくつかのハードルがあるからだと思います。その一つには、鉛筆やはさみ、定規やコンパスのように、必要な時にさっと出して使えないという問題があります。確かに以前に比べると小型、軽量になりました。しかし、まだまだ教室の机の上で使うには場所をとりますし、何より、電源を入れて使用できるようになるまでに時間がかかるという問題があります。もう一つ大切な点として、価格の問題があげられます。コンピュータは安くなってきてたとはいえ、まだ高価な品物です。それに比べて、活用には賛否両論あるのは承知していますが、電子辞書は今あげた点を克服しているから普及してきていると思います。コンピュータのある教室へ行き、その使い方や活用方法を勉強するという考え方から、生徒が活動している場所にコンピュータがあり、そこであたかも筆記用具を使うのと同じように使えるようにするという考え方に転換しなければ、ICTの活用にはならないと思います。タブレットがその可能性を示してくれた、と感じた研修会でした。