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中学3年生第2回環境講座

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 昨日の5日、中学3年生は沖縄研修旅行に向けて、2回目の環境講座を行いました。今回は琉球大学理学部教授の土屋誠先生をお招きして、「沖縄の自然」をテーマに講義をして頂きました。
 今回の研修旅行で、泡瀬の干潟に行くことになっています。この干潟は、沖縄県沖縄市にあり、現存する干潟や藻場などの浅海域の広がりとしては南西諸島でも最大級の規模を誇る干潟だそうです。干潟の貝の種類、海藻の種類、渡り鳥の越冬数などが多く、干潟の生物多様性の高さが日本一といわれています。また、「青い海、白い砂」という沖縄のイメージと違い、泥、礫(れき)、砂、海草藻場、珊瑚という一連の生態系を保ち、本来沖縄にあったであろう海のあり方が見られる場所だともいわれています。
 沖縄にはたくさんの干潟がありました。それが、開発により埋め立てられ、少なくなってきたといわれています。私たちは沖縄に研修旅行に出かけるようになって10年近くなりますが、泡瀬の干潟に行くのは今回が初めてです。奇麗なサンゴ礁に色鮮やかな魚が群れるイメージとは違った沖縄の海の姿も、シッカリ観察してきたいと考えています。環境保護と開発、これは相反する概念でしょうか。人間が豊かな生活を送れるようにするためには開発も必要でしょう。しかし、そこに環境を保護しながら、自然を大切にしながら開発を考える道も必ずあると思います。
 中学生活を締めくくる研修旅行です。仲間とともに一生の思い出になる研修旅行にしてほしいと考えるとともに、環境問題を含め沖縄の抱えている問題をシッカリ受け止める研修旅行であってほしいと思います。