ルーティンワーク
校庭の木々も色づいてきました
きょうは高3生がセンタープレを実施しています。センター試験本番と同じ時程で実施します。模試ですから、今の自分の力を計るのは当然のことですが、来年1月19・20日に行われるセンター入試と考え、準備から心構え、気構えや時間配分などのシミュレーションを行う絶好の機会と捉えて取り組んで欲しいと考え企画しています。
ここ一番という時に最高のパフォーマンスを発揮することはなかなか難しいものです。オリンピックなどもそうですが、実力を発揮できずに思うような結果にならないことが多くあります。しかし、中には本番に強いと言われる人もいます。その背景には、スポーツの分野でも体を鍛えるトレーニングだけでなく、心を鍛えるメンタルトレーニングなどの研究が進み、その成果が出ているということがあるのかもしれません。そのメンタルトレーニングの中に、ルーティンワークというものがあります。イチロー選手が打席にはいる前に行う一連の動作のように毎回決まった動作のことをいいます。グランドに入る前にも、右足、左足どちらの足から入るかも決めているという徹底ぶりです。過度の緊張を解きほぐし、平常心で臨むのに効果的だと言われています。このルーティーンワークに「こうした時にうまく行った」という成功体験を結合させるトレーニングもあるようです。試合前日の食事は「テキ」に「カツ」といえば眉唾物になりますが、メンタルトレーニングは科学的裏付けもあるようです。
試験に臨むルーティンワークも大切です。が、毎日シッカリ学習し、翌日の準備を怠りなく、朝早く起きて食事をとる規則正しい生活習慣こそ最良のルーティンワークだと思います。