中学前期入試出願終わる
前期A日程3ヵ年比較
中学入試前期A・B日程の出願が終わりました。A日程は一貫選抜228名(174名)、発展60名(93名)の計288名(267名)、B日程は一貫選抜314名(320名)、発展37名(81名)の計351名(401名)の出願者数になりました。( )内は昨年度の数です。A日程で昨年より21名増、B日程で50名減となり、前期日程全体では29名減になりました。
長引く不況や少子化の中で、中学入試が非常に厳しくなってきています。詳しい分析はこれからになりますが、このような情勢の中で前期A日程で出願者数を昨年より増やすことが出来た意義は大きいと考えています。前期A日程といえば統一入試の初日に実施する入試です。言い換えれば、第一希望の学校を受験する日になります。その入試に於いて、厳しい情勢のなか出願者を増やすことが出来たということになります。一方残念ながら、B日程では出願者が減少しましたが、入試の形態が昨年までと大きく変わっていることを考慮すれば善戦していると考えています。といいますのも、午後入試を実施する学校が増えてきたということがあります。極端な例を挙げれば、3日間で6校も受験することが出来るという状態になっています。第二希望の選択肢が増えている点が昨年とは違います。
入試は究極の外部評価、と私は考えています。日々の教育実践をはじめ、学校のビジョンや教育理念がどのように見られているかが問われるものだと捉えているからです。ともあれ、前期入試の出願者数が確定しました。受験者の皆さんが、今まで取り組んでこられた成果を十分発揮されることと期待しています。