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寒稽古

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 きょう一月十五日は、小寒の末候「雉始雊(きじ はじめて なく)」にあたります。七十二候の第六十九候になります。雉の雄が求愛のため鳴き声を上げ始めるのが、春へ向かうこの時期からとされているところからきています。小寒の次が大寒ですが、「小寒の氷、大寒に解く」といわれるよう、この時期、小寒の方が寒さは厳しいとされています。
 寒さが一番厳しいときに行われるのが、寒稽古です。寒稽古とは、寒の時期に武道や芸事の修練を行うことをいいます。寒さに負けずに心身の錬磨のために行うものです。本校では武道の授業の一環として、毎年この時期に寒稽古を行っています。暖かい布団からなかなか出にくい時期ですが、それに打ち勝ち、朝の暗いうちから家を出て学校の道場へ向かう、それだけでも値打ちがあります。朝7時から約1時間の稽古を終えて授業に向かうことになります。
 きょうは中学三年生男子の日です。中学に入って初めて、柔道や剣道を始めた生徒たちもいますが、3年間続けるとなかなか様になって来ています。担任の先生方が見守る中、気持ちのいい汗を流したことと思います。明日は中学1・2年生、明後日は高校1年生、そして最終日は高校二年生と続きます。もちろん柔道部や剣道部の生徒はフル参加します。ただ、今年度から中学校での武道必修化に伴い、女子も柔道か剣道のいずれかを選択して履修していますが、寒稽古については今後の課題として検討中ですので見送っています。
 厳しい環境のもとに自ら身を置き心身を鍛える、この経験は必ず生きて来るものと確信しています。