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避難訓練

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 「平成7年1月17日5時46分、淡路島北部の北緯34度36分、東経135度02分、深さ16kmを震源とするマグニチュード7.3の地震が発生した。この災害による人的被害は、死者6,434名、行方不明者3名、負傷者43,792名という戦後最悪の極めて深刻な被害をもたらした(消防庁調べ、平成17年12月22日現在)。施設関係等被害の概要について、住家については、全壊が約10万5,000棟、半壊が約14万4,000棟にものぼった」。内閣府の防災白書より引用した阪神淡路大震災の記述です。
 早いもので、あすで18年を迎えます。本校ではこの大震災を風化させることのないように、毎年この時期に避難訓練を実施しています。きょうも、「地震が発生した」との想定で行いました。中学生は昨年より早いタイムで避難・点呼を完了しましたが、高校生の方は点呼に時間がかかりました。各自が避難したとしても、みんなの無事を確認できて初めて避難できたことになりますので、この点の課題が明らかになりました。
 東北地方で、「つなみてんでんこ」という言い伝えがあります。津波がくると分かったら、各自が一目散に高いところに逃げなさいということです。決して勝手な行動をしなさいという意味ではありません。「避難しなさい」という指示に従って行動するだけではだめなのです。指示を聞かないということは論外ですが、異変の内容は何なのか、それに対してどう対処する必用があるのかを理解した上で指示に従い、整然と行動することが求められるのです。
 自分の身の回りに起こる異変にどう対応するか、これは日常の生活の中で問題意識を持って生活しているかどうかということが問われることになります。