国公立大学出願始まる
昨日から全国の国公立大学で、二次試験の願書受付が始まりました。国立82大学381学部、公立81大学174学部で、計12万4626人を募集します。出願期間は2月6日までになります。二次試験は前期日程が2月25日から、後期日程は3月12日からになります。一部公立大学は8日から中期試験を行います。
今年のセンター試験は国語と数学が難しかったようです。厳しかったセンター試験の状況を受けて、国公立大の出願を躊躇している受験生も増加しているのではないかとも考えられています。近年、「文低理高」「資格志向」といった傾向が見られましたが、センター試験の平均点がダウンしたことにより、同じ系統の学部でもボーダーラインの低いところへ志望者流入が起こるのではないかとの見方もあります。また、後期日程は、大阪大(理、基礎工)、神戸大(経済)をはじめ、後期日程を廃止・縮小する大学の影響で出願予定者減少の傾向がでるのではないか、との予想もあります。
何事もそうですが、例年とは違う状況や要素が加わった時には不安や動揺が起こるものです。そして、その状況を回避しようとしてみんなが動くことにより、かえって競争率が上がったり難易度が増すことがあります。このような時こそ、緻密な分析と冷静な判断が必要になります。自分は何をしたいのか、目指す方向は何なのかをシッカリ見つめながら、自分の力を客観的に見つめ、正しい状況判断をしなければなりません。困難な時こそ最後まで諦めずに頑張った者が栄冠を手にします。後期まで気持ちを切らずに頑張り抜きましょう。