「黄鶯睍睆 (うぐいすなく)」
昨日から「黄鶯睍睆 (うぐいすなく)」に入っています。「立春」の次候、七十二候の2番目にあたります。「山里では、春を象徴する鳥である鶯が美しい音色で鳴き始める時期」、と「くらしの暦」にあります。「旬の野菜」、この時期の野菜としてビタミン、カルシウム、鉄分に富んだ優良野菜といわれる小松菜があります。鶯が鳴く頃に出回ることから「鶯菜」といわれたりするそうです。また、梅のたよりもちらほら聞かれますが、梅と言えば「梅に鶯」とよく言われます。「梅に鶯」は付き物のようですが、実は梅の枝に止まって蜜を吸うのは、鶯ではなくメジロなのです。メジロの方が鶯より綺麗な色をしていますので、梅の花に合いそうですが目の周りは白くなっている筈です。鶯は暖かい地方から鳴き始めるとのことですから、この辺りでも、もう間もなく聞くことができると思います。
農耕上の必要から、この時期を暦の上で春とされてきました。寒さが残るなか「春寒」、「向春」、「春雪」、「早春」などの言葉で表現されてきたところに、春を望む人々の思いを感じ取ることができます。近頃は、日ごとに夜明けも早くなり、一段と春めいた日差しになってきています。「春よ来い 早く来い あるきはじめた みいちゃんが ・・・」という気分になってきます。
高校A日程入試も終わりました。来週にB日程入試が残っているというものの、季節は一年の始まりを表す春です。新入生を迎え入れる準備をはじめ、来年度に向けての準備が急がれる時期です。