サイエンスキャンプの広がり
本校は今、第三ステージへ向けての取り組みの柱として、「本物の学び」の追求を目指しています。その中に、大学や研究機関と連携した取り組みがあります。昨年度は、鳥取大学やサントリー生物有機科学研究所で行ってきました。夏休みに中学生や高校生が大学の先生や学生と一緒になって大学の研究室で研究を行うサイエンスキャンプは、鳥取大学鳥取キャンパスにおいて、地域学部の地域環境学科・地域文化学科、農学部の獣医学科・生物資源環境学科の六つの研究室の協力を得て2泊3日で行われました。学問に対する興味・関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性、知的探究心を育てることをねらいとしたものでしたが、その役割を十分果たすことができたと思っています。今年度は、鳥取キャンパスに加え、米子キャンパスにある医学部でも実施していただけるようになりました。入学段階から医学部への進学を目指す生徒が増えてきている現状から、とてもありがたいことだと感謝しています。
鳥取大学からスタートしたサイエンスキャンプが、今年度は徳島大学、名古屋大学へと広がりを見せてきています。本校の目指す「本物の学び」の主旨を理解し、協力していただけるところが増えてきていると喜んでいる次第です。従来から実施しています「One Day College」と併せ、大学への進学だけを目的とするのではなく、何を学ぶために大学へ進学するのか、将来どういった分野で社会貢献をするのかなどを考えて大学進学を捉えさせる取り組みの大きな柱になると期待しています。