次は中間考査
一学期の大きなイベントである体育大会が終わりました。体育大会では、演技種目によって個人やグループでの成績などの違いはあるものの、その積み重ねによって「旗」・「行進」・「競技」の部など学年を超えたクラス間で競い合います。クラスの勝利を目指して力を出し合い、協力する中でクラスのまとまりが強固なものになっていきます。優勝したクラスだけではありません。全てのクラスが体育大会の前と後では違った状態になっていると思います。
来週は中間考査です。明日からは、考査一週間前になり部活動も中止になります。試験といえば、個々人がどう頑張るかの問題と思われますが、そうではありません。学習や学びも、各個人の努力の上に成り立つ団体戦でもあります。各自の取り組む姿勢や頑張りの様子というものが、クラスや学年の仲間に影響を与えます。各自が持てる力を更に伸ばそうとしているのか、反対に自分で限界を決めてしまいおざなりにしているのかでは大きな違いがでます。「受験は団体戦」といわれる所以もそこにあります。自分の生き方や進路に真剣に向かい合い、それを実現するために全力を出し切ろうとする姿は仲間を勇気づけます。また、そのような仲間の姿から勇気も貰います。このことにより自分でも思わなかった程の力を発揮できる時があります。いわゆる「集団の力」です。
体育大会、文化祭、合唱コンクールなど沢山の行事があります。これら各種行事の取り組みの中で「集団の力」を養い発揮させることは重要なことですが、「学びの場」において発揮されてこそ本物だといえます。