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効果的な学習方法は?

 きょうは土曜日、授業は午前中で終わりです。午後からは卒業生が後輩の試験勉強の応援に駆けつけてくれています。それ以外にも、自分で黙々と勉強している生徒、グループで勉強している生徒、先生に質問している生徒など大勢の生徒が残っています。この土曜、日曜が中間考査に向けての書き入れ時です。
 覚えたものは忘れる、だから繰り返し復習することによって定着させる必要がある、いわゆる「忘却曲線」が昨日のテーマでした。この脳の働きは、なかなか厄介なもののようです。脳は自分を守るために、自分にとって重要な情報か否かを判断し、重要でないと判断したら即座に忘れてしまいます。というのは、脳が記憶を長期間保存するためにはエネルギーが必要となります。そのため、情報は極力捨ててエネルギー効率を良くしようとします。だから、覚えることより、覚えないことを得意としているそうです。
 また、脳は達成感を覚えると働きが落ちるといわれています。解けそうな問題をケアレスミスで間違ってしまう、出来そうだと思った所に落とし穴があるということかもしれません。水泳の北島選手はゴール際10mでゴールを意識しないような練習をして好成績を残したといわれています。
 他にも、新しい情報に瞬時に反応したり、環境が変わることを嫌うクセもあるようです。緊張して「あがる」という現象がそうです。この克服法は、普段行っている動作を取り入れることだといわれています。
 要は、「普段と変わりないと思わせ」ながら、何度も繰り返し「これは大切だと思い込ませ」、「もうひと頑張りしようと思わせる」ように脳を「だませ」ば良いだけのことです。