「涙の初優勝」
本校では、多くの生徒が部活動に参加しています。年々活発になってくるとともに、全国レベルで活躍する生徒もでてきています。そのような中で、近年の特徴として、「この部に入りたいので雲雀丘学園を志望しました」という生徒が入学してきています。もちろん、部活動だけをするために入学してきているのではありません。雲雀丘でシッカリ勉強しながら部活動も頑張りたいという意味です。
その中の一つに女子硬式テニス部があります。この部は10年以上連続して全国中学校体育大会に出場しています。この部に所属する中学3年生のIさんが、千葉県で行われた全国選抜ジュニアテニス選手権大会、14歳以下女子シングルスの部に出場し、見事優勝を果たしました。この大会は全国の強豪、32名の選手によるトーナメント方式で行われます。今回は第一シード選手としての出場です。これまで、何度となく全国大会の決勝進出を果たして来ましたが、あと一つが勝てなく悔しい思いをしていたようです。それを打ち破り、「涙の初優勝」を果たして寛仁親王妃牌を獲得しました。このIさんもテニスと勉強の両立を図りたいとして入学してきた生徒のひとりです。過去に全国高校囲碁選手権で優勝した生徒もいますので、全国チャンピオンが二人誕生したことになります。いずれも女子です。
全国大会で優勝とまでいかなくとも、市や地区大会、県大会で頑張っている部が増えてきています。自らの意志で選んだものに全力を投入するという経験は、何ものにも代えがたいものを得ることが出来ます。部活動はそれを経験させてくれる一つであることに間違いありません。