目標が成長の原動力
台風3号が北上しています。空梅雨が解消される雨が降るかと思いきや、この辺りでは期待はずれになりそうです。しかし、東海地方から関東地方や紀伊半島東部では局地的な雨が降ると予想されています。台風の進行速度が弱まり停滞すると予想されているからです。
台風は、海水の温度が27℃以上にならないとエネルギーを蓄え勢力を強めることができないといわれています。今、日本の近海の海水温は23℃と低く、台風は勢力を弱め梅雨前線に吸収されると予想されています。その上、高気圧に行く手を阻まれ停滞するので、風による被害はそれほどでなくても局地的な豪雨による被害が心配されています。水不足のところがあると思えば、水による被害が心配されるところもある等、何ともちぐはぐなことです。
でも、梅雨の時期には雨が必要です。植物の成長にとって水は欠かせないものだからです。しかし、絶えず必要というものでもありません。あえて、ある時期水をやらないことが花を咲かせたり、実をつけるのに大切な役割を果たしたりすることもあるからです。施肥にもタイミングがあります。植物に限ったことではありません。人間の成長にも同じようなことが言えると思います。学習習慣は小学校から中学にかけての時期に確立しておきたいものです。その後、集中力や持久力を高めるということになります。ただ、人間はたとえその時期や順序がズレたとしても、それ相応の努力がいるとはいうものの、取り返すことができるところが植物とは違います。どんな人間になりたいのか、その為にどんな進路をとるのか、明確な目標を持つことがその原動力になります。