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紫陽花


     ガクアジサイ        アジサイ
 きょうは朝から雨がシッカリ降っています。全校朝礼を予定していましたが中止にしました。考査前ですので、各クラスでじっくり時間をかけてHRを行いました。
 梅雨の雨に似合うものといえばアジサイの花です。アジサイといえば、ガクアジサイとアジサイ(ホンアジサイ)が有名ですが、日本のガクアジサイが原種で、変種がアジサイだといわれています。中国に渡りそこからヨーロッパへと広がり様々な園芸品種が作られていったようです。アジサイは紫やピンクの綺麗な花が咲きます。土壌が酸性であれば青い花が咲き、アルカリ性であれば赤い花が咲くというのは良く知られています。土壌が酸性になると、アルミニウムや鉄分が溶けて吸収され青い花に、アルカリ性や中性だとこれらが溶け出さないので吸収されず赤い花になるようです。花の色が変わることから「移り気」、「高慢」などあまり良くないイメージの花言葉があてられています。逆に、「夏至にアジサイを赤い糸で吊すと幸せになれる」とか「土用の丑の日に、花を軒下に吊るすとお金ができる」ともいわれています。
 アジサイを「紫陽花」という漢字で表記しますが、もとは別の花につけた名前が誤って広まったともいわれています。考えてみれば、おかれた環境に順応して、その環境にふさわしい花を咲かせています。また、名前を間違えられても「文句も言わず」、「紫陽花の花」を咲かせています。「辛抱強い愛情」という花言葉もあるようです。何とも見習うべきところが多い花でしょうか。