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七夕

%E4%B8%83%E5%A4%95.jpg 関東地方は例年より早く梅雨が明け、各地で猛暑日を記録する暑い一日でした。きょうは、「♪ささの葉 サラサラ・・・五色のたんざく わたしが 書いた・・・」と歌われる「七夕さま」です。
 有名な七夕伝説は、働き者だった織姫と彦星が、結婚してからは機織りと牛飼いの仕事を怠けるようになり、天帝の怒りを買って、年に一度、七夕の日(7月7日)しか会うことを許されなくなったという話です。また、短冊に歌や字を書き書道の上達を祈った七夕の行事に因み、「文披月(ふみひらづき)」が転じて、7月のことを「文月(ふみつき)」とするようになったともいわれています。古くから根付いている風習と言えます。
 都会ではすっかり天の川は見えなくなりました。町が照明で明るくなり過ぎたのと空気が淀んでいることが影響していると思われます。僅かしか星が見えない空を見上げながら、ここにこういうものがあるんだとというのも味気ない話です。イメージや空想、思いを馳せるということができにくくなっています。残念なことです。ただ、書道の上達を願って描いたとされる短冊も、今は願いを書くようになってきています。決意や目標、願いや夢は秘かに胸にしまっておくものではありません。口に出したり、物に描いて張り出したりすることによって「本物」になり実現もします。それは、公言することによって責任が付いて回るということもあるかもしれませんが、むしろ、口に出して言うことにより、自分自身のなかで物事が整理され体系づけて考えられるようになり、決意も醸成されてくるからだ、と私は考えています。
 さて、皆さんは短冊に何を書きますか。私は決まっています。