生物学オリンピックと化学グランプリ
国際科学技術コンテストは科学技術振興機構(JST)が支援している全国の高校生以下対象 のコンテストで、教科・科目に対応した「科学オリンピック」と「課題系コンテスト」があります。それぞれの国内大会の優秀者には、 世界と競う国際大会への道が開かれています。
この「科学オリンピック」の中でも参加者が多いと言われている日本生物学オリンピックにおいて、昨年、本校から初めて予選を通過し、本選に出場した生徒がでました。全国から約3,600名が参加者し、その中から80名が選出されるという厳しいものですが、それを見事に突破しました。同じく全国高校化学グランプリでも善戦した生徒がいたのですが、あと少しというところで本戦出場は叶いませんでした。しかし、これらに挑戦したことは、明らかに本校生に勇気と頑張れば自分たちにもできそうだという期待を与えてくれました。それは、後輩たちが、先輩に負けじと放課後に化学や生物教室で先生の指導を受けながら学習している姿に表れています。先生に教えてもらうだけでなく、高3生が高1生を教えるという場面もでてきています。生徒たちの手で、学びの場を構築していくという伝統に繋がってくれるのではないかと喜んでいます。また、夏のサイエンスキャンプに対する姿勢にも表れていましたが、高1生が非常に積極的・意欲的だと聞いています。頼もしくもあり、嬉しくもあり、というところです。
きょうは生物学オリンピック、あすは化学グランプリとそれぞれの予選が行われます。今年はどんな「戦い」をしてくれるか楽しみにしています。