沖縄からのお客様
きょう沖縄からのお客様がありました。といいますのは、中学3年生が11月に3泊4日の行程で沖縄研修旅行に出かけます。伊江島でのファームステイを中心に、平和学習、環境学習などが計画されています。その環境学習の内容についての打ち合わせに、沖縄から来られたのです。
ファームステイの舞台となる伊江島は、沖縄本島北部、本部半島の北西海上にありますが、今年度環境学習を行う場所は、沖縄本島の南部に位置する大度海岸です。大度海岸は、ひめゆりの塔と平和祈念資料館との中間ぐらいに位置する海岸です。沖縄の海は紺碧の外海とエメラルドグリーンの浅い内海があります。この浅い内海を沖縄の言葉で「イノー」というそうですが、ここで亜熱帯の海に生息する生き物やサンゴ礁を観察し学習することになります。沖縄の海は透明度が高く、海底までよく見えます。これは、プランクトンが少ないからだそうです。プランクトンと言えば魚のえさですが、それが少ないのになぜ多くの生きものが生息しているのか不思議です。そこにサンゴの役割があるようです。
何事もそうですが、ただ漫然と眺めているだけでは、表面の現象をみるだけで物事の本質に辿り着くことはできません。自然の不思議やそのダイナミックな仕組み、面白さや感動はその本質に辿り着くための学習を通してこそ実感できるものです。現地へ出かけるまでにはまだ時間があります。事前学習もありますが、「自分で調べてみる」、そのことによって環境学習のみならず沖縄の研修旅行が、思い出に残るかけがえないものとなるのではないでしょうか。