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林間学舎終わる

 中学2年生が林間学舎から帰ってきました。中学の宿泊行事は各学年に設定されています。中学2年生ということは2回目になるのですが、中学1年生の自然学舎は入学してすぐに実施されますから、生徒たちの手で宿泊行事を企画・運営するのは初めての経験ということになります。同じ2泊3日といっても内容も趣も違ったものになっているはずです。サントリー奥大山の水工場での環境学習や植樹をとおして、自然のありがたさや環境を守ることの大切さを学んだはずです。昨日の大山登山も天候にも恵まれ、多くの生徒が登頂したようです。急な上り坂を登り8合目を過ぎた辺りからダイセンキャラボクを見ながら木道を歩いているときの達成感、下山して大山の姿を見上げた時「あそこまで登ったんだ」という満足感や充実感を味わったことでしょう。キャンプファイアーも委員の手で運営され盛り上がったと聞いています。集団を引っ張っていくリーダーが多く出てくるのもこの時期です。これら一つ一つが経験になり、2年生としての集団がより質の高いものに作り上げられていくことになります。
 出発に際して校庭に集合した時、林間に向けての心構えや集団生活について話をしました。わずか3日間ですが、帰校後の同じ校庭での集会で話していて感じたのは、少し変わったかなということでした。3日間、皆で同じ課題に取り組んだ連帯感や仲間意識がそうさせたのかもしれません。2年生にとってはこれからが、それぞれの課題に取り組む成長のための「夏休み」を迎えることになります。次は「個」の成長を目指して頑張りましょう。