「I have a dream」
「I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.」「私には夢がある。私の小さな四人の子どもたちが、いつの日か肌の色ではなく、人格そのものによって評価される国に住むようになるであろうという夢です」。今から50年前、奴隷解放宣言が発布されてから百周年になる1963年8月28日のワシントン大行進において、リンカーン記念堂の前で行われたキング牧師の演説の一節です。
厳しい人種差別の中で育ったキング牧師ですが、その現実に負けることなく夢と希望を持ち「非暴力主義」を貫き戦ってきました。64年にノーベル平和賞を受賞しています。この「I have a dream」は毎年行っている中学英語暗唱大会の3年生の課題文です。アメリカの歴史やこの演説が行われた当時の時代背景などを調べ、理想を簡潔な文体で訴えているこの名文を読み返せばまた違ったものが見えてくると思います。
さて、今現在の社会で生きている私たちはどのような夢を持っているのでしょうか。「I have a dream that」の後にどのような文を書くかです。夢の実現目指して努力することの大切さをキング牧師は教えてくれています。