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第60回兵庫県人権教育研究大会

 朝から生憎小雨が降っていました。駅前から車が行き交う真っすぐな道路を挟んでアーケードがある商店街が道の両側に続いています。シャッターが下りている店も多く、通行人もまばらです。橋を渡って右折すると、一転して大勢の人が会館に向かっています。第60回兵庫県人権教育研究大会中央大会兼但馬地区大会が開催される豊岡市民会館です。私は、兵庫県私学人権教育委員会の代表としてこの大会に参加しました。
 5日・6日と2日間にわたって全体会・分科会が行われます。分科会は4つの分野に分かれ14の分科会と特別分科会になっています。県私学からは「小林聖心女子中学校・高等学校における人権教育の取り組み」が発表されます。
 初日のきょうは、開会行事として多くの来賓からの挨拶と基調提案、特別報告が市民会館で、午後からの分科会は豊岡市立豊岡南中学校で行われました。特別報告は、たじま聴覚障害者センターの小林泉所長が自身の体験を踏まえた、手話による講演でした。「豊かな人生をめざして」と題する講演で、「かつて社会が障害者に求めたものは障害を克服する努力」であった、今は「社会の仕組みを障害者にあったものにする」ことが課題にされている、と小林さんは指摘されていました。「一人ひとりを大切に、共に生きる」(特別報告サブテーマ)職場・学校や地域づくりは皆が願うところです。