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忘却曲線

 中間考査前の休日はきょうで終わりです。あすは午前中授業で、火曜日から考査になります。二学期の中間考査は、考査から考査までの期間が一番長い考査です。学習した内容も多く、試験範囲も多くなっています。
 「10個覚えた単語は、4時間後には5個しか覚えていない、1日たつと3個、2日では2個、というように忘れていく」、忘却曲線によるとこのようになるそうです。このペースは、誰も同じだといわれています。しかし忘れた後、再び繰り返して学習すると忘却曲線も穏やかな下降になり、3回目の復習をすると、4時間後にも8個覚えているようになるそうです。つまり、「復習すれば忘れる速さが遅くなる」、ということになります。忘れるといっても、忘れた単語は脳から完全に消去されたのではなく、ただ思い出せなくなっているだけで、無意識の世界には保存されているといわれています。ですから、学習を繰り返すことが暗記を助けることになるわけです。
 「なかなか覚えられない」とか、「覚えてもすぐ忘れてしまう」と嘆いている人がいるかもしれません。しかし、これは誰にでもあてはまることで、物覚えが良いという人は、「繰り返し学習する努力をしている人」ということにほかなりません。
 考査まで残された時間は僅かなようですが、考査は午前中で終わります。時間はまだまだあります。学習は暗記することだけではないのは勿論のことですが、忘却曲線から考えると試験範囲を少なくとも3回以上学習して考査に臨む必要があるといえます。