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中間考査後半戦に向けて

 台風24号による風と雨の被害、警報発令による臨時休業による考査への影響など心配していましたが、大きな混乱もなく考査2日目を終えることができました。
 さて、今までの出来はどうだったでしょうか。思い通りの結果を出せたものもあれば、ミスによる取りこぼしもあったかもしれません。前半戦の反省を生かし、後半戦に臨んでほしいところです。
 「よし、やった!」という達成感が、次も頑張ろうとする気持ちを生み出す原動力です。しかし、だからといって簡単に次も上手くいくとは限らないのが現実です。それというのも、脳科学からみると、脳は達成感を感じると働きが低下するといわれています。だから、時として、うまく行った後にミスをすることがあるそうです。スポーツ、勉強共にあてはまるようです。難問に挑戦していて、解法の糸口が見つかり出来ると思ったところが、簡単な計算を間違ってしまったりとか、私自身は体験からこのことはよくわかります。
 では、どうすれば良いのでしょうか。うまく行った後のミスを防ぐ方法としては、具体的な目標を立てて臨めば良いといわれています。「よし、出来た。この調子で次も頑張ろう」ではだめなようです。どこかに落とし穴はないか、引っかけは無いかなど、次にチャレンジするプロセスを意識することが大切だといわれています。さらに、脳は環境が変わることを嫌うクセもあるようです。試験だ、と過度に意識したり、入試など違う環境になると脳の働きが鈍くなり、思わぬミスを犯すそうです。普段通りの行動や初めての所は下見などして見慣れた景色にしておくことが効果的なようです。
 シッカリ学習することを基本に、その成果をシッカリ出せるように気持ちの持ち方や「脳のクセ」を理解した対処法も大切です。