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いよいよ師走

 いよいよ11月も終わり、あすから師走です。師走と言えば、もとは陰暦12月のこと。今の暦では1月上旬から2月上旬になるのですが、陽暦12月のことも師走と呼ぶようになっています。この師走、師匠の僧がお経を上げるために東西を馳せる「師馳す(しはす)」を語源とする説、「四季が果てる月」を意味する「四極(しはつ)」からとする説など諸説あるようです。
 きょうは朝から「第4回目サルーン雲雀丘」、午後からは卒業生による「学習支援」やPTA実行委員会と、受験を考えておられる方や期末考査を控えている生徒や保護者と対象は様々ですが、会合や学習会が行われました。月末の土曜日を象徴する慌ただしい一日となりました。
 受験を考えておられる方は、中学受験、高校受験を問わず受験校決定から最後の仕上げと大変重要な時期になっています。迷いや不安がでてきたりもします。でもこれは誰もが抱える共通した課題です。決して自分だけのものではありません。むしろこの様な気持ちになるのは課題を真剣に受け止め夢や目標実現のために一生懸命頑張っているからだといえます。不安や迷いは立ち止まって考えるものではありません。前へ進むための推進力と考えましょう。また、「希望のあるところ必ず試練がある」(村上春樹)ともいわれます。試練とは「信仰・決心のかたさや実力などを厳しくためすこと」であり、そこには暗に乗り越えられるものであることも示しています。師だけでなく全てのものが馳せる月が始まります。