「努力は嘘をつかない」
校庭のオオイチョウが見事に黄金色に色付いています。道端には沢山の黄色いイチョウの葉が落ちています。朔風(北から吹く風)が木の葉を払いのける時季、「朔風払葉(きたかぜ このはをはらう)」です。きょうは中3が毎日新聞阪神支局から講師をお招きしてのNIE(新聞派遣事業)講座。高3が昨日に続いてセンタープレでした。
現高3は(18歳人口)昨年より約5万人少ない118万人(4%減少)になります。予備校などが行う志望動向説明会では、大学志願率に変化はないとして、昨年よりやや広き門になると予想しています。経済情勢の反映か、文系より理系の人気が高い「文低理高」や「地元志向」の傾向も昨年と変わりないようです。旧帝大に象徴される難関大の志望者が前年よりやや少ない弱気の志望状況となっているとしています。とは言え、もともと倍率や難易度が高いところですから、厳しさに変わりはないと考えておく方が正しい判断だと思います。
状況判断や分析も大切なところですが、何と言っても力をつけることが一番なのは言うまでもありません。センター試験は教科書の範囲内から出され、極端な難問奇問はないといわれます。しかし、決められた時間内に解答することが難しいところから平均が6割程度になるとされています。大学によって違いはありますが、7割5分、8割、9割の高得点が要求されます。偏りのある学習をしていたり、足を引っ張る科目があれば高得点は望めません。また、ケアレスミスなどの取りこぼしが無いように日常の訓練も必要になってきます。ただひたすら、努力を積み重ねるのみです。努力は嘘をつきません。