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受験生こそ周りに気配りできる人でありたい

 センタ−プレテスト一日目を高3は行いました。センター試験を想定し本番と同じ時間帯で実施する模試です。あすは2日目、理科と数学を実施します。
 プレテストと言えば、本校は実施していませんが、ここ数年中学受験のプレテストが多くの学校で実施されるようになっています。中学受験は日程もセンター試験と同じになっています。ただ、中学受験は午前と午後で違う学校を受験できるなど大学や高校受験以上に複雑な日程になっています。その上、近年「短期決戦」と言われるように、初日から3日ほどでほぼ大勢が決するようになっていますが、この3日間に最大6校受験できるようなスケジュールになっています。受験可能数だけで言えば高校受験以上になっています。
 受験機会が増えるということは選択肢が広がる反面、本当に進学したい学校かどうかが曖昧なまま受験するということが起こったりします。受験するからには、それぞれの学校の良さ、その学校のどこに期待するかを良く見定めて受験校を決定することが大切になります。決して「滑り止め」という位置づけだけで決めるべきではありません。これは高校受験・大学受験にも共通することです。
 もうすぐ師走。中学受験を目指している小学生は最後の追い込みに入っていると思います。学校が終わったあとも夜遅くまで塾で学習していることでしょう。塾帰りの電車の中でのマナーが問題にされたりするケースがあります。他者との関係で自分の立ち位置を考える。これができる人が本当に自分を大切にし、厳しくできる人であり、物事を深く考えられる人です。本校生を含め中学受験を考えている人はこうあってほしいものだと考えています。