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授業を磨く

 当たり前のことですが、学校は「学び」の場です。教科の授業、HR、朝の会、終礼、全校朝礼や講習・補習、部活動など様々な場面で「学び」が展開されます。その中でも、授業が大きなウエイトを占めるのは当然のことです。
 本校では、お互いの授業を公開しアドバイスがもらえるようにした公開授業旬間、研究授業、授業アンケートなど授業の質を高めるための様々な取り組みが企画されています。その中の研究授業がここ数日よく行われています。若手の先生だけではありません。ベテランの先生もです。多くの先生が教室の後ろで参観している様子は日常の授業とは違った雰囲気になります。当然、生徒の様子も変わってきます。しかし、そこで展開する授業について、他教科の先生も含め多くの先生からアドバイスや指導を受けることは授業者の授業力向上に繋がる契機になることは間違いありません。また、参観者も授業者から学ぶことができます。
 何と言っても授業は学校の命です。驚きと感動、成長が実感できる充実した授業を目指して、授業者は日々努力と研鑽を積む必要があります。と同時に、忘れてはいけないのが授業を受ける生徒の果たす役割です。授業者は働きかける対象である生徒の姿勢から影響を受けるのも事実です。舞台で演じる役者が観客の反応によって演じ方が変わるのと同じことです。授業者の研鑽と予習を含めた授業準備をする生徒の姿勢が授業の質を決定します。「授業は先生も生徒も成長する場」、その両者の姿勢が同じ方向に向くことによって授業は磨かれます。