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今年の取り組みを振り返って・・・その4

 今年は、「本物学び」や環境教育において広がりや新しい取り組みと共に成果も挙げることが出来ましたが、部活動においても大きく前進した年でもありました。
 中学3年生がテニス競技で国体に出場。U15全国選抜ジュニア(中牟田杯)優勝という輝かしい成果を収めました。ギター・マンドリン部は兵庫県最優秀賞を受賞し、43年連続全国大会出場を決めました。これは、全国でただ一校だけしか成し得ていないというものです。囲碁将棋部も県や近畿で健闘し、個人で全国大会出場を決めています。野球部、吹奏楽部、鉄道研究部やその他のクラブも今までの実績を上回る活動を目指して頑張ってきました。部活動の評価は、決して、全国や県レベルでの成績を収めることだけでしているのではありません。これらの成果は、多くの生徒が部活動に参加し、学習とともに部活動でも頑張っているという中から生み出されてきたと考えています。部活動の意味は、自らの興味や関心のあることをとことん追究することにあります。また、その経験から学んだことや達成感は物事に取り組む姿勢や学習に生かされてくることがあります。この間の部活動での躍進と進学実績の向上が連動した動きになっていることも偶然の結果ではありません。勿論、成果ばかりではありません。問題点や課題も明らかになっています。
 今年もいよいよ終わります。巳年から午年にバトンタッチします。「已」は「い:『止む』の意味」で、草木の成長が極限に達した状態を表しているとされています。極限から下降に向かうのではなく、課題を伸び代にして更に前進する年にしたいと考えています。