職業人に学ぶ
サントリーの方から青いバラをいただきました
きょうは高校一年生対象に「職業人に学ぶ」を行いました。この取り組みは本校のキャリア教育の一環として毎年行っています。今年は、”青いバラ”の開発ストーリーをご紹介いただきます研究員、弁護士、グラフィックデザイナー、幼稚園教諭など12人の講師をお招きしました。
高校といえば大学進学が喫緊の課題となり、ついどの大学に進学するかということに目がいきがちになります。将来のしっかりした進路目標を持つことなく大学進学だけが目標となっては職業観を確立することは難しくなります。文科省が毎年行っています学校基本調査によりますと、4年生大学を卒業した者の約63%が正規の職員となり、20%強の者が安定した仕事に就いていないというデータがあります。また、厚労省のデータには、新卒者の離職率が3年以内に30%を超えるというものがあります。事業所の大小にかかわらずこの傾向があります。現在の日本社会では伝統的な終身雇用制というものが崩壊していることをあらわしています。この様な現状を見ると、高校時代に大学へ入学するための学習だけをしていてはダメだといいことが分かります。将来の進路を見据え、シッカリした職業観を持ち、その延長線上で大学進学を捉えることが必要になってきます。
きょうは12名の方にお越しいただきました。12の職業に就いて学ぶことになる訳ですが、この様な企画を通し様々な職業について自ら調査し、考える機会となってくれればと思っています。